今回は、脳トレと言われるゲームについての話をしていこうと思います。
効果があると言う話を聞いたり、逆に意味がないと言う話を聞いたりして「どっちなんだよ!?」
そう思われる方もいると思いますので、それぞれどう言ったことなのかを話したいと思います。
結論を言うと、普段から脳に良いことを取り組んでらっしゃる方なら、私生活に組み込まなくても良いかと思います。
が、何もしてないよと言う方には効果があることを説明できると思います。
脳トレで期待されてる効果
脳と言っても、幅広くて抽象的ですよね。
結局どんな効果があって、何に期待できるのかを見ていきましょう。
IQが上がって、頭が良くなるんでしょ?
そう言う捉え方もしてらっしゃる方もいるかと思いますので先に話しておきますね。
いきなり否定からになるんですが、IQをあげるものではないんですね。
そもそも、IQはほとんどが遺伝で決まっていて簡単にあげられるものではないと言われています。
※上げるための研究も色々とされているようですが。
ですので、この脳トレに関してはIQを上げる効果の研究成果は出ていないみたいです。
じゃあ、何が良くなるトレーニングなの?
簡単に言えば、認知機能に重きを置いたトレーニングになるようです。
認知機能とは、
- 記憶力…物事を覚えておく
- 言語能力…言葉を用いて意思を伝える
- 判断力…自分の状況を把握したり、何かに集中する力
- 計算力…時計を見たり買い物をしたり数字を理解する力
- 遂行力…どのように物事を進めるかを順序立てる力
についてのことですね。
これらにアプローチするように取り組まれたのが、脳トレの研究というわけです。
※詳しく話すと、全般認知機能(MMSE)・実行機能(FAB,TMT)などのように難しくなるので、簡単に説明させていただきます。
結局、効果はあったの?
全てに対して効果が出なかったというのが結論になるので、
「脳トレは効果がなかった」
という話も出てくるんでしょうね。
研究の論文内でもテトリスと比較しており、その中でも違いが無かったものもありました。
その中で効果が認められたのは、ゲームができる程度の健康的な人が4週間プレイすることで「実行速度」「処理速度」「作業記憶」などが向上するという研究成果が出たそうです。
脳トレを行う意味
認知機能の向上に役立つとされる脳トレのゲームですが、もう少しわかりやすくどんな効果が期待できるのかを見てみます。
取り組んでいた人と、取り組んでない人の差もあるそうで「注意力」「推論力」「記憶力」のタスクは高くなっていたそうです。
では、期待できる効果って?
- 子どもの能力向上
- 脳の老化予防
- 認知症予防
- 能力維持
などに効果があると言うことなので、生涯にわたって役立つ効果が期待できますよね。
学習能力も再び上がり始めるんじゃないかと言われたりもしています。
脳トレゲームの代表的なゲームってどんなの?
- 名作音読…文学作品を音読する
- 瞬間記憶…一瞬表示される複数の文字を覚え、その場所を小さい順に覚える
- 文字数え…文が”かな”でなん文字になるか数える
- 人数数え…人の出入りが多い家の中に最終的に何人残っているのかを数える
- 三角暗算…表示される3つないし4つの数字の、隣り合うもの同士を計算する
- 時間計測…表示される2つの時計の時間差を計算する
- 音声計算…呈示される簡単な四則計算を自分の声で回答する
と言ったものがあります。
だいぶ前に流行ったものなのでプレイしたことない方も多いと思いますが、何気に面白いですよ。
最近では、スイッチにも移植されたみたいですね。
パッケージ版はタッチペン付きだそうなので、気になる方は公式サイトを見てみてもいいかもしれませんね。
結局、どんなことをすれば意味があるの?
つまりは、簡単にできるもの。
脳に負担をかけすぎないシンプルな計算、読み・書き、パズルなんかをするといいわけです。
小学生の算数をつらつらと連続して解いていく手法というわけですね。
あとは飽きずに続けることが大事になりますので、飽きない工夫・習慣化も大事になってきます。
まとめ
ということで脳トレについてをみていきましたので、ここで振り返ってまとめてみたいと思います。
- 脳トレは広く頭が良くなることではない。
- 認知機能への効果があり、いくつかはテトリスと比べても同じくらいだった
- 生涯にわたって役に立つ
- 続けることが大事
- 今から始めても遅くない
ということですね。
4週間続けてみて、どう言った変化があったのかを自分で体験してみるのも面白いかもしれませんね。
こちらの記事で書いた、勉強とかの頭の良さとは違う感じですね。