今回は、ゲームが脳に良い影響を与えることについてです。
アルツハイマーの予防に対して研究されてたり、熟達者のプレイは前頭前野の活動が上昇する研究がされてたりします。
そんなゲームについて、どんなジャンルのゲームがどう脳に対して良いのか?
それについてみていきましょう。
成長する気なら、ゲーム頑張ってやってみたほうがいいですね!
おすすめのゲームとは?
研究にもちいられたゲームが懐かしき「スーパーマリオ64」
理由を簡単にいうと、プレイした高齢者の人たちの脳の劣化がどのくらい防がれるか。
という研究での題材に取り上げられたゲームだったわけですが、似たようなゲームならいいのです。
ちなみに結果は、何もしてないと灰白質の大幅な損失がみられるとのことでした。
ですが、ゲームをプレイしてた人たちは「灰白質の著しい増加が見受けられた」そうです。
少し具体的にいうと、短期記憶の海馬・集中力の前頭前皮質・運動能力の小脳に影響を与えたということですね。
2021年の3月いっぱいまでの期間限定で、こんなゲームが出てるのでプレイしてみたくなった方はオススメです。
生産終了なので、売り切れたら終わりのようですね。
どんなゲームだったらいいの?
じゃあ、ニンテンドー64を買ってきてスーパーマリオ64をやらなくちゃ!
と思わなくてもいいんですね。
ちゃんと条件があります。
- リアルタイムの判断が要求されること。
- 謎解きの要素があること。
- 3Dの空間を把握する必要があること。
この3つを満たしているなら大丈夫なのです。
さらに、ゲームの熟達者は脳の使い方も特殊でプレイするたびに成長が見られるんです。
これは熟達しようと思いますよね!
全部揃わなきゃダメ?
他の研究では、リアルタイムストラテジー(リアルタイムの判断を必要とするゲーム)を使ったものもあります。
将棋やチェスみたいに、状況がリアルタイムで変わっていく戦略ゲームのことです。
「World of warships」とか「StarCraftⅡ」とかがe-Sportsの方もおすすめされてますね。
この手のゲームをした人と他のゲームをした人と比べると、記憶力や柔軟性が高くなります。
ミスが命取り…どうすればいいかを学習し続ける、これが脳の筋トレのように判断能力の向上に繋がるのでしょう。
つまり、過去の間違いから学び取る能力を鍛えてくれるジャンルになるわけですね。
World of Warships: Legends/PS4/PLJM16411/A 全年齢対象※このようなゲームが該当しますね。
他の二つの要素はどうなの?
3Dについては、2Dと比べると情報量の多さが段違いですよね。
その情報量なので、立体的に自分のいる場所を把握したり方向を理解したりしないとついていけません。
(※こちらの記事で、空間認識能力について軽く話しています。)
それらをしっかり脳が処理していることで、記憶力や思考力が向上すると言う研究結果が出たそうです。
謎解き要素においては、想像しやすいでしょう。
その場その場の謎を考えることによって、思考力が磨かれると言うわけですね。
とっつきやすさからいけば、このような「ゼルダの伝説」とかはオススメですね。
MOBAについて

他にも最近では、頭に良いと言われているゲームジャンルMOBAについてですね。
上で述べたリアルタイムストラテジー(=RTS)のサブカテゴリに位置するゲームジャンルで。
マルチプレイヤー・オンライン・バトル・アリーナ(=MOBA)と言うことですね。
MOBAの何が良かったの?
「Legend of Legends」や「Dota2」のプレイヤーに注目する研究において、IQとゲームスキルの相関性をみたそうです。
すると、ゲームスコアが高かった人はIQも高い傾向にあったそうです。
この手の複雑なゲームをできると言う時点で頭がいいのが伺えますよね。
「ルールを理解する前に挫折する」と言われるようなジャンルで、e-Sportsでもよく使われています。
なので、このMOBAを攻略する…と言うか取り組む段階で頭のよさが必要になってくるわけです。
つまり、IQが高い人が有利なジャンルではありますね。
MOBAをプレイしていれば頭がよくなるの?
まず「頭がいい=IQが高い」だけでは無いですよね。
頭の回転が早い人も頭がいいと思いますし、記憶力がいい人も頭がいいと思います。
その点で見ると、確かに頭はよくなるでしょう。
ただ、IQテストなんかはモチベーションに左右されるので、自ら望んでプレイするのとやらされるのでは変わってきますよね。
なので、MOBAで確実に上がるかどうかはわかりません。
ただ、スコアをあげれるようになれば確実に頭はよくなっているのは間違いありません。
ルールを把握するのが大変なことからも、プレイしている段階で効果はあります。
まとめ

ゲームのジャンルによって、使う能力が変わってきます。
ですが「定期的にゲームをプレイする人は、推論と短期記憶に優れている」という傾向が見つかっているそうです。
そこで最後に一つ短期記憶についてお話しします。
短期記憶を鍛えるには?
短期記憶=ワーキングメモリなんて言いますね。
お使いする内容を覚えてたり、暗算するときに数字を覚えてたり。
これはゲームでも確実に上げる方法がわかっています。
脳トレの記事とはまた違った能力になるのですが、その研究に使用されたジャンルの中にありました。
それが「N-back課題」と言われるものですね。
※Wikipedia…Nバック課題
簡単に言うと、いくつか前に言ったことを覚えてるかみたいなものです。
1、9、7、2、8…と言う数字が出てきたとき8の時点で二つ前は?と聞かれたら7、3つ前は9と言った感じです。
これを日々繰り返すことで、ワーキングメモリが鍛えられますのでぜひ取り組んでみてください。
メンタリストDaiGoさんの弟の慧吾さんが作ったiPhoneのアプリもありますので、よかったら試してみて下さい。
※DNB
結論
ゲームでも脳を鍛えることは可能と言うことですね。
ヒューリスティックと言われる、自分の求めるものを答えとして扱うと言う心理がある以上、逆にゲームに悪影響がある!
そんな言う話をする人ももちろんいます。
なぜかと言うと、ゲームは悪いと言う情報を心理的に集めるようにしてしまっている訳ですね。
お酒は体に悪いと言う話もあれば、いいと言う話もあったり受け取り手に委ねられると言うことですね。
なので、今回はいい影響を与える研究について調べてみました。
科学的にこう言う結果ももたらしてくれると判明していますので、私もプレイする時は上達を意識してプレイしていきます。