学生時代の友達と久々に会って話をしていると、同じ時間働いてるはずなのにもらってる給料が全然違う!?
そんな経験はないですか?
いや〜、残業頑張ったおかげか今月は〇〇万円の手取りだったわ
え!そんなに!?私の2倍以上…
いや、残業頑張ったからだよ、基本給は〇〇だし
その時点で私より…
ま、まあ今日は何か奢ってあげるからさ
みたいな会話が繰り広げられると、なんとも言えない気持ちになりますよね。
今回はなぜこんな差が起こるのかという事と、何か変える方法はないのかをみていきたいと思います。
なぜ、働く時間は同じなのに給料は違うのか。

こちらについて、どう考えていくのがいいかを話していきますね。
なんとなくではなく、しっかり冷静に考えてみましょう。
給料を時給で計算してみる。
パート・アルバイトの方なら、入社するときの契約で時給いくらかはわかります。
しかし普通の社員で月給での働き方をしている場合は、すぐにはピンときませんよね。
時給の大まかな計算になりますが、労働基準法に基づくと1日8時間勤務で、週に5日の40時間になりますよね。
一年で大体50週くらいになりますから、働いてる時間は約2000時間と言う形になります。
そこで、自分の年収を使って割り算をするわけですが、ここでは騒がれている保育士の平均年収(30代)の275万を元に計算する事にしますね。
時給=平均年収(275万)/年間労働時間(2000時間)
なので、0.1375万円=1375円になりますね。
なかなかに多く感じますね。
ただ、これはしっかり1時間の休憩も取ってる事も含まれてます。
さらに、残ったり家でも仕事しちゃってるよ…なんてことがない場合の計算になりますよね。
休憩もほぼなく、朝夕で1時間は余計に仕事してるかも?さらには持ち帰っての仕事もあるよ!
そんな方は「(基本給x12ヶ月)÷労働時間」で一度自分の時給での給料を見直してみるといいかもしれないですね。
なぜこんな事を言うかと言いますと、この時給こそがその人の今の価値と言えるからなんですよね。
時間は誰しもが平等に24時間なわけです。
この時間を切り売りしている以上自分の価値を知っておくと、何かの判断の物差しになります。
例えば時給2000円の人がタクシー乗らずに1時間歩くのと、時給800円の人が1時間歩く場合。
失うものの考え方が全然違ってきますもんね。
基本給の他に手当はついているか。
時給計算を友達としてみたらそんなに変わらなかったのに、手取りが違ってきてるんですけど?
と言う場合もありますよね。これは基本給じゃないところが違ってきているんでしょうね。
例えば、資格持ちだったらその資格手当がついてる場合もあるでしょう。
何かのリーダーみたいに出世していたらリーダー手当みたいなものをもらえているのかも知れません。
そういった、基本給ではないところで差が開くなんて言うのもよく聞く話です。
勤め先にはしっかり確認をしてみるのもいいでしょう。
保育士として保育園で働いているのに「保育士手当がない!」てな事もありましたからね。
お金のことで聞きにくいことかも知れませんが、自分の人生を左右するものですからしっかり確認して納得いく形を見つけましょう。
ボーナスで差が出ている。
先ほど話した平均年収、実はボーナスを含んでいたんですね…
ボーナスこそ、かなり差が出るところですよね!給料3ヶ月分とか、2ヶ月分とか聞くと思います。
これ、15万の給料の人と25万の人みたいな差ももちろんありますよね、25万の人が
うちの会社はボーナス2ヶ月分なの
なんていってたとしても、自分が3ヶ月分でも15万の給料だったら、どうでしょうか。
- 自分…15万x3ヶ月分=45万
- 友人…25万x2ヶ月分=50万
と、少なそうに悲しんでた友達より低くなっている場合があるんですね。
こんなところにも給料の差が出てきちゃうわけですね。
まあこちらは基本給がベースになるようですので、手当での差だけの場合はそんなに開きは無くなりますね。
ただ、こう言ったボーナスや残業手当を減らすために、基本給を抑えて他のもので手取りを上げてるとこもあったりするようで、勤める際にしっかり確認したいですね。
解決するために取れる行動は何があるのか。

友人との違いから自分の現状を見直してみて、どうすればいいのかな?と感じたのではないかと思います。
何か動くと言うことは現状が変わってしまうと言うことなので、まずは給料が今より高いところに転職する事にフォーカスして、考えてみたいと思います。
転職することで見えてくるもの。
現在の社会情勢も踏まえてみてみますと、
少子高齢化による働き手不足問題があるようですね、若い働き手がいない事による純粋な労働力不足。
それと国としての少子高齢化による年金不足問題。
これらの問題もあって最低賃金の引き上げによる時給のアップが行われていますよね。
聞いたことあると思います、最低賃金の引き上げですね。
これのおかげで、今より高いところを見つけやすいのではないでしょうか。
給料をあげる手段として、転職のことも別記事でも書いてますのでご参照ください。
もちろん、変化が伴うわけですのでデメリットもあります。
よく言われるのがこちらですね。
- 保険や年金、退職金などがなくなる。
- 就職してまたやめる人が50%なとこも。
一つ目は、会社が負担して払ってもらってた分が全額負担になります。
手続きをするまではなくなるわけですから、これは考えておくべき事ですよね。
2つ目も、希望を持っての転職になるわけですからね。
「思ったのと違った」とか「前の方がよかった」なんて場合も少なからずあります。
実際に働いてみなければわからないことも多々ありますからね。
こう言ったのを防ぐためにも、採用の際の求人票などにはしっかり目を通していた方がいいですよね。
そのまま今の会社に残る場合。
次に今のままに残った場合を見ていきましょう。
これは、今と変わらぬ状況のままで生活していくわけですから、こう言ったメリットが上がると思います。
- 安心感
- 年金や保険、退職金
これらのなくなる不安というものは感じなくていいので、そこはメリットかなと思います。
「コンフォートゾーン」と呼ばれる、今の立ち位置に戻ろうとする性質がありますので、ここからずれる際のストレスや不安感を感じずに精神的に楽に生活できるのがいいですよね。
次にデメリットについてですね。
- 給料が上がる見込みがない。
- 時給は上がっても基本給は変わらないこともある。
- 今の会社が定年まで残る保証はない。
このような事が上がってくると思います。
1つ目に関しては手当や残業代がつくとかにならない限り、変に期待するより現状のままと思ってたがいいでしょうね。
業界によっては尻すぼみな可能性もあります…
※残業代についても、別記事で書いてますのでご参照ください。
2つ目は、私自身が体験したことなんですが。「人材を雇うためにパート・アルバイトの時給をあげる方針になりました」なんて事はよくあると思います。
それで「その上げた分で運営が難しくなったので、正社員の方の給料(手当て)を引き下げる事にしました。」と言った話ですね。
こう言ったことも起こり得るわけですから、今のまま職場に残る事を選んだ場合は受け入れるしかないわけですよね。
最後3つ目は、2つ目からも想像できると思います。
給料を下げてくるような状態になる会社が、これから給料が上がるような期待ができるでしょうか?
逆に会社自体が無くならないかが心配ですよね。
無くならないまでも、最近良く聞くリストラの話ですね。
基本給の上がって雇い続けるのが難しい45歳以上の方が結構対象に待ってるみたいですよね。
何を考えていけばいいのか。

今までの話をまとめていきたいと思います。
自分の価値を見つめ直す。
基本給を時給に換算して、その状況を自分自身で認知しましょう。まずはこれが第一歩です!
これをした上で、どう動くかを決めるべきですね。
今の計算で時給に直すと2500円くらいだ。
なんて場合は、なかなかその上の条件を見つけるのも難しいでしょうからね。
基本給が上がるのを期待する。
待ちの姿勢ですが、「今の給料を上げろ!」と騒がれている世の中の声に期待して、そのまま働き続けるのもありですよね。
もしかしたら、自分の業界の給料が見直されて友人と同じくらいになるかもしれません。
給料の高い業界に飛び込む。
もう現時点で「耐えられない!」みたいな不満があるなら、思い切って他業種に飛び込んでみるのもいいと思います。
友人との給料差で生じた不満ですからね、このまま5年10年と変わらなかったら、その時の金銭的な差はどのくらいになるでしょうか?
確かにコンフォートゾーンの中にいるのは心地いいものです。
しかし、このコンフォートゾーンもずらすことができます。
苦しいのは動き始めた最初だけですから、変わっていく選択をするのもいいことだと思いますよ。
一気に変わるのが怖いなら、勉強を重ねて副業などで別の柱を作ってから飛び込むのもいいでしょう。
何か現状を変えたという一歩が大きな一歩になると思います。
こう言ったお金に対しての考えを深めたいなと思ったら、こちらの本をオススメしておきます。