今回はプラモデルを実際に作り始めようと思った方に向けです。
ちょっと気をつけてほしいことやワンポイントアドバイス的なものをお届けしようと思います。
作るガンプラの選び方なんかは、以前の記事を参考にしてみてください。
私自身も失敗して気づいたことなども多く含んでますので、同じミスをしてしまうことが無いように読み進めていただけたらなと思います。
ミスはかなり凹む上に、無駄な労力になるから気をつけないと。
先生でもミスるんじゃないですか〜
だ、誰にでもミスはあるから!
そんな同じミスをしないように大切な話だよ。
へぇ〜、ではどんな話か聞いてみますね!
初心者こそ忠実に、説明書の大切さ
いや、当たり前でしょ…
と思われるかもしれませんが、意外と「大丈夫だろ」なんて想像やイメージで思い込んだりすることがあるんですよね。
特に、ちょっと慣れたくらいに要注意ですね!
- 袋から出したら、パーツが揃ってるか確認する。
- スペースがあるなら並べてみる。
- 説明文を読んでその機体について知る。
これを済ませておくと、後の作業効率がかなり変わってきますので、最初にやっておくといいと思いますよ。
袋から出したら、パーツが揃ってるか確認する
説明書の最初に、入ってる部品一覧のページがありますので、そこを見ながら全パーツ間違いなく揃ってるかの確認をしていきましょう。

ある程度のランナーの形なんかを見ておくと、実際に使うときにイメージしやすいです。
万が一何かが足りないって時は問い合わせ出来ると思います。
(だいぶ作ってますが、そんな経験は今の所ないので、大丈夫だと思います。)
スペースがあるなら並べてみる
これ、すごく大事ですね。
やってるとやってないのではかかる時間が変わってきます。
どう言うことかと言いますと。
ランナーにはアルファベットだったりでA.B.Cと言う様に(中にはA1、A2なんかもありますが)順番で振り分けられてる形になります。
説明書通りに作っていくと、A-5とB-3みたいに違うランナーのパーツ同士を切り離して、組み立てて行く必要があります。
全部を束にして置いていた場合、その中から毎回Aのランナー、Bのランナーと探して行くことになりますよね。
なので、作り始める前にA,B,Cといった形で順番にして置いておくことができれば、探す手間も省けますよね。時間短縮です!
しっかり同じ場所に戻しておくことで感覚的に「Bはここだ」みたいな感じになります。
パッパッと使うランナーを取ることができる様になり、さらにやりやすくなると思います。
いや、なります!と断言できます。
ですので、袋から出して確認したら、順番に並べてから製作し始めるのを推奨しますよ。
説明文を読んでその機体について知る
これは、ガンダム好きなら普通に読みたくて仕方ない説明書。
それにはそのMS(モビルスーツ)の説明や、武装の解説なんかが書いてあります。

ですので、読んでいけば益々そのMSについて詳しく、そして好きになると思いますよ!
これだけでは、「え?」と思われるだけでしょうから、普通になぜオススメかの話をしますと。
その説明欄などには、しっかりイラストなり写真なりがついています。
これから作るガンプラについての(MSの)細部までの造形の知識がバッチリ!
そんな方ならともかく、普通は全体像(よくて背面バックパックくらい)のイメージしかないと思います。
そこでこれらのイラストなどを見ておくと、組み上がった際の姿を想像しやすくなります。
パーツを切り取って組み立てるときも、
「この部品はこの場所になるんじゃないかな」
とイメージしやすくなり、作業のやりやすさが上がるためですね。
一つ注意点をあげるとすれば、イメージをして勝手に思い込みで組み立てることですね…
私自身もやっちゃったのですが、「これはここでしょ!」なんて、説明書も見ずにやってしまうと、後で後悔することになります。
※間違って組み立てて、あとで分解することに…
だから、慣れた方でも初心に返り「説明書をしっかり見ながら作る」事を第一に作っていきましょう。
ランナーからパーツを切り離す
プラモを作る際に、何よりも大事で気をつけて行った方がいいと思うことは、この作業だと思ってます!
失敗しちゃうと形が変わったり、色が変わったりしてしまうので要注意です。
今回は接着剤を使ったり塗装したりなんかはしない作り方の説明になりますので、ここはよく守っていただけるといいかなと思います。
白化を防ごう
パーツを切り離すときに一番気をつけた方がいいのが、この白化ですね。
白化とは、パーツとランナーがついてる場所を切り離すときに無理な力が入るとプラスチックが白くなってしまう現象のことですね。
これが起こっちゃうと、その部分だけ色が変わっってしまって出来上がったときに起こる衝撃はとてつもないです…
ですので、ここの作業は慎重に行う様にしましょうね。
一気に切り離さない
パーツを切り離すときに無理な力を入れないというのは分かったかなと思います。
まず前提としてニッパーでランナーから切り離すわけですね、結構スパッと切れて頼もしいですよねニッパー。
そこでニッパーを使ってパーツを切り離すときの注意点がいくつかあるのですが、

まずはランナーから切り離すときです。
ついパーツの方をニッパーで切り離したくなると思います。
ここはぐっと我慢してランナー側(画像の黄色に塗ってる場所)の方を切り離して、パーツにはまだ余分な部分が残ってる状態にしましょう。
すると、パーツとしてはまだ未完成な↓

この様な形になると思います。
まだ余計なのが残ってる…だけどこいつのおかげでパーツ自体に白化をさせてしまう要因を一部引き受けてもらったわけです。
この部分がランナーとパーツをニッパーで切り離すという一番負荷のかかるとこを担当してもらいました。
しかしニッパーは強力ですので、まだ油断はできません!
確かにこの身代わりが引き受けてくれたんならもういいでしょう?
そう思うかもしれませんが、今度はニッパーの挟む力から逃げなければ潰されて変な形になってしますかもしれません。

なので、パーツギリギリではなくて、少しだけ残してニッパーで切り落としてください。
(画像はわかりやすい様に少し大げさに残してます。)
デザインナイフの使い方
この少し残った部分をどうするかと言いますと、ここで出てくるのが「デザインナイフ」ですね!
そう、デザインナイフを使ってカンナがけのごとく少しづつ削ってパーツの面に合う様に整えていくんですね。

すると、こんな風に(見えにくくてごめんなさい)パーツがまっすぐキレイに整うと思います。
ここも焦って一気に行っちゃうとパーツそのものまで削ってしまって、パーツも凹んで気持ちも凹む…
そんなことになってしまうので丁寧に行なっていきましょう。(経験者語る)
こんな感じで、説明書の通りにパーツを切り離して組み立てていきましょう。
それだけで素組みのガンプラは完成になります!
もっと良くする一工夫
上記の通りにやっていくと、素組みとしてのガンプラは完成したかと思います。
なので、ここからは少しでも見栄えがよくなる様な手法(というほど大げさでもないもの)をご紹介します。
シール・デカールを貼る
まあ、シールやデカールはパッケージに一緒に入ってます。
そのまま説明書通りにされるかなと思いますが、意外と完成で満足して忘れてしまうこともあります。
ですので、ここで紹介をしてみました。
シール貼る際は、ピンセットで取る様にして指紋がついて粘着力が落ちた!
なんてならない様に気をつけてくださいね。
デカール(転写式のシート)もHGにはあまり入っていないのですが、入っている際は貼り方に注意です。
シールと違って一体化してますので、使う部分を切り離してから使用します。
面倒がってそのまま使っちゃうと、周りの違う部分まで転写してしまいますからね。
(再び経験者語る)
墨入れ
これは、ガンプラの溝なんかに黒や灰色のマーカーで線を引き立体感を出す手法です。
サッと描くだけですが、これがあるだけでもMSとしての格好良さがかなり上がります。
是非オススメしたい手法の一つですね。

以上が、ガンプラ作りの初心者が気をつけておいたほうがいいことになります。
まずは一体を目標にして作ってみて、ガンプラ作りの楽しさに気付いていきましょう!
ちょっと工程が長そうに感じられるかもしれませんが、やってみると感覚がわかります。
ですので、そう大変でないと感じられるのではないでしょうか。
ぜひ、お気に入りの一体を部屋に飾られてくださいね♪
ほぇ〜、こんな作り方なんですね。
サクッと切らないのは意外でした。
この一手間が大切な所だから、ぜひ気がけて欲しいね。