仕事において「ここをこうすればもっと良くなるのでは?」とか思うことありますよね。
- 以前から使っていた仕事の流れだからそのままでやっている。
- これが正しいと上司が思い込んでいる。
このような感じで、そのままの流れで仕事をしている感じですね。
効率が悪く見えたり、無駄を感じたりで「こんな風にしないんですか?」なんて意義を唱えたことはありませんか?
そこで上司からは頭ごなしの否定で聞く耳を持ってくれなかった、そんな経験があるかと思います。
今回は、そんな自分の意見が聞き入れてもらえない事についての話をしていこうと思います。
意見が聞き入れてもらえない事への悩み。

意見が通らないなら黙って言われたことだけをしてればいいのでは?
なんて意見も出るかもしれません。
しかし何も言わないと困った事になる可能性があるので、なぜ悩むのかを話していきますね。
仕事の提案も聞き入れてもらえない。
意見が通らないのですから、もちろん仕事に対する提案なども結局聞き入れてはもらえないと思います。
意見を言う時には、自分なりに勉強してきたり新しい時代を生きてきた自分なりの視点での提案をしたつもりですよね。
何を言っても聞かない上司はほんと聞く耳持ちませんよね。
- 今までこれで成功してきたんだ
- 私には培った実力がある
- 最終的には「指示に従ってやってればいいんだ」
こんな感じで言われて、上司の言ってきた仕事をこなすだけになっていきそうですね。
確かに、何も言わずに波風立てず言われた仕事をし続けるのは楽ではあるでしょう。
どうせ聞き入れてもらえない提案は、わざわざしなくてもいいという気持ちはわかります。
しかし、いつまでもそのままとはいきませんよね。
それが何故かを話していきます。
言われた事をただ繰り返すだけの作業では、やる気が出ない。
特に考えずに言われたことだけやっているロボットの様な作業では、はっきり言ってやりがいなどないですよね。
入社したてで仕事を覚える前は、言われた事を着実にこなすというのがスキルアップにもなります。
そして出来ることが増えるというモチベーションにも繋がりますよね。
仕事に慣れそれからも同じ様な仕事しかないなら飽きもきますし、不満もたまってきますよね。
自分の評価が上がらない。
最終的には、会社から自分への評価にも響いてくるでしょう。
自分で積極的に仕事をしているわけではないので、第三者から見るとハングリー精神のない奴みたいに映ってしまうでしょう。
自分から動いてる姿が見えないと、意欲なんて感じないですからね。
評価を得るには成果を残すのが一番です。
成果を出すには自分が取り組んだ仕事が完成してこそなので、自分の意見を聞き入れてもらえないままでは会社からの評価という面ではどうしても出にくくなってしまうわけです。
意見を聞き入れてもらえるとどうなるのか。

では、もし自分の意見も聞いてもらえる様な環境にいたらどう言った影響があるのかを見ていきましょう。
認めてもらえる。
まずは仕事ができる人として認めてもらえる様になることが大きいですね。
自分の意見で進んだ仕事が会社の為になったり、周りの人が助かる様な事を言ったりすれば感謝される。
このようになるのは間違い無いでしょう。
こうした事の積み重ねでイメージも変わりますよね。
- あの人のおかげで助かる。
- あいつの持ってくる意見は素晴らしいから、仕事も任せられる。
こんな感じで、感謝もされるし意見も聞いてもらいやすくなりますよね。
これを繰り返していけば、自分からではなく相手の方から仕事を聞きに来てくれる事にもなってくるでしょう。
責任が出るが、評価も得れる。
もちろん自分が発案の意見で行い始める仕事内容になります。
わからないことがあれば聞かれるでしょうし、企画書なんかも必要になってくるでしょう。
つまり自分の名義での仕事と言った感じになりますので、そこには責任が出てきますよね。
失敗した時に責められたりすることもあるかもしれません。
ですが、うまく言ったらそれは自分の成果になりますので評価は上がります。
それに、もし上手くいかなかったとしても自分から動いていることは周りの目にも映る訳です。
それはハングリー精神のある奴だと思われるでしょうからプラスにはなりますよ。
仕事に対してのモチベーションが上がる。
最後にこれも大きな要素だと思いますが、仕事へのやる気や楽しさと言ったモチベーションですね。
- 意見が聞き入れてもらえる→自分の仕事ができる→仕事に対する意欲が湧く
こう言った具合で自分で取り組み始めた仕事だとやる気が違ってきます。
言われてる事を黙々とやり続ける事と、自分で考えて仕事をしていく事ではのめり込み方が変わるのが想像できますよね。
スキルの面でも、こうして自分で考えてやっていく方が伸びていく事になります。
言われたことは、その一部分しか見ない物です。
ですが、自分でする仕事では全体を把握しながらになるので流れの理解や今何が必要かも見えてくるからですね。
意見を聞いてもらう為にはどうすればいい?

意見を聞いてもらえる事に対するメリットはわかった。でも今のところでは到底無理な気がする…
では、どうすれば自分の意見を聞いてもらえる様になるのかについての話をしていきましょう。
相手の特徴を知る。
一つは相手の特徴を知り、その人にあったアプローチをするという事ですね。
- 話を最後まで聞かないタイプ…
- 話や報告を途中で遮って「こういう事だろ?」と結論を急ぐせっかちなタイプ、話をまとめる頭の良さはあるものの話を聞けないという欠点があるという事ですね。
- 自分が正しいと思っているタイプ…
- 自分の考えこそ絶対で思い込みの激しいタイプですね。自分の意見と対立してきたら怒り出して、自分の正しさを主張してくるでしょうね。プライドが高すぎるのでしょうね、怒らない時でも「いや、それはね」と否定からしか入ってこないでしょう。
- 自分を認めて欲しがっているタイプ…
- 子どもの頃から誰にでもある承認欲求。これが強すぎて「自分が自分が」と相手の話より自分の話を聞いてくれ!と言ったタイプですね。
こんな感じのタイプに別れていたとします。
そこで、どんなアプローチをすれば響くのかを検討してみましょう。
- 結論から話す…
- せっかちなタイプにはこれですね。まず結論を言って補足に入る形で最後を伝えておけば「つまり…」と言われることは無くなりますからね。
- メールで伝える…
- これは報告等をした証拠にもなりますし、相手も話を遮ることができないのでせっかちなタイプだけでなく、自分が正しいと思っているタイプにもいいですよね。
- 頷く…
- 認めて欲しい上司にはこれですね、相手の話にうなずいたり反応を示すことで相手の承認欲求をまず満たす方法です。
- タイミングを見計らう…
- どのパターンでも言えますが、人間である以上機嫌の良し悪しがあります。なので、相手の余裕のありそうな時に話にいくと聞き入れてもらいやすくなるでしょうね。
信頼感を利用する。
次は原点に帰って、人間関係というところからみていきましょう。
自分に当てはめてみるとわかりやすいです。
関係性が薄い人の話と仲の良い人の話、どちらが聞いてあげたくなるか?ですね。
仕事だから本来はフラットに見るべきなのでしょうが、どうしても感情が入ってしまうこともあるでしょう。
なのでこれを利用していくのも効果的ですよね。
どういうことかと言いますと。
普段からその人とコミュニケーションをとったり、相手の話を褒めたりして、気に入ってもらっておくと言うことですね。
気に入ってもらう…信頼感のある状態になっておけば「こいつの言うことなら」と感情が良い方向に働いて、意見を聞き入れてもらいやすくなるでしょうね。
人間関係である以上どうしても出てくる信頼感、これを普段から得ていくようにしておけば後々良い方向に役立てれるはずです。
データを揃える。
最終手段になりますが、根拠や証拠と言ったデータを揃えておくと言う手法ですね。
上で話した信頼感が一番気持ちいでしょうが、どうしてもと言う時はこの方法で解決できます。
上で述べたメールでの報告もそうですが。
こうした様々なデータがあれば自分が正しいと思ってる状況だと。
- この意見はこう言った理由で正しい
- それについては私も言ってたはずです
など、証拠として相手の間違いを指摘できます。
こうしたことを続けていけば、相手の自分が正しいと言う思い込みも論破していくことができます。
自分の正しさを証明できるので意見を聞くしかない方向になっていくでしょう。
と言うことで、今回は職場で自分の意見が聞き入れてもらえずに困っている事に関しての話をしていきました。
これらの行動をして、少しでも働きやすくなっていけたら良いですよね。
それでも、どうしても人間関係に疲れてしまった…なんて時には、こちらの記事を参照。
周りを変えられない辛さに悩み出したら、こちらの本を読んでみるのも良いかもしれません。