水分を取ることの大切さは広く言われてきて、すでにご存じの方も多いでしょう。
暑い季節だと、脱水症状やら熱中症やらで特に警鐘を鳴らされる問題です。
ではこの水分補給、あまり気にせず過ごして体内が水分不足の状態になったらどうなるのでしょう?
今回はその水分不足が起こす問題についての話と、「汗をかいた時の水分補給はスポーツドリンクだぜ!」と言う、昔の私のような人に同じミスを繰り返さなくていいようにスポーツドリンクについての話をしていこうと思います。
特に気にしてなかったけど、水分不足が倒れる以外の悪影響ってあるの?みたいな方の助けになればなと思います。
水分不足が引き起こす問題とは?
二つほどピックアップしますと
- 脳力の低下
- メンタルへの悪影響
これらが働く社会人には大ダメージではないでしょうか。
どういうことかを見ていきます。
脳力の低下
体内の水分量が体重の1%減るとのどの渇きを感じるものなんですが、ちょっと乾いたくらいで水を飲むといった、こまめな水分補給をするのも難儀なこともあります。
そして、この脳力の低下の問題はどうやって調べたかと言うと「サウナ・エクササイズ・水断ち」と言った体から水分が足りなくなる状況下で最大6%減るところまで調べた実験から来ております。
エクササイズグループもいるからわかりやすいのが、体内の水分量が体重の2%減ったあたりから身体能力が落ちてきたそうで、夏にありそうな暑い部屋でのトレーニングだとこれがかなり顕著だったそうです。
日常的に正しいトレーニングをやってる人が、こまめに水分補給する理由はこれだったんでしょうね。
逆説的に水分補給の重要性を理解してない人は正しいトレーニング法を知らない人だということの証明にもなるので、正しいことを教えてくれる人を探す際の基準の一つにしてみてください。
話を戻しますが、この水分量がどのラインまで減ると能力の低下が始まったか?
これが、体重の2%失った段階で脳機能が落ちまくるそうです。
トレーニングと同じですね。
機能としては「注意力」と「実行機能」が低下するそうなので、知的労働メインの人はミスりまくる可能性があるので要注意。
冬場はそうでもないでしょうが、夏場は気が付けばこのくらいは減っていきそうなのでこまめな水分補給を!
他にも夏と言えば猛暑。
この気温に関しても脳機能への影響があり、エアコンのない25度以上の環境でテストをした場合、快適な環境でテストをした人たちと比べ13%以上も脳力が下がってたそうなので学生さんも気掛けてください。
メンタルへの悪影響
脳力が衰えると言う事は、他にも影響ありそうですよね?
そう、それがメンタルへの影響。
どういうことかと言うと「集中力や認知機能の低下」「疲労感の増加」と言った現象も起こってしまい「なんかキツイしやる気ね~」と言った、わかる人にはわかる現象に陥るわけです。
これらの悪影響を防ぐためにもこまめな水分補給としっかりとした水分量を確保してください。
水分量が増えた人から集中力ましたり、疲労感が減ったりと言ったいい気分になります。
最高な気分だったのが2.5リットルラインだったそうなので、目安がわからない人はこの辺りを目指しましょう。
汗をかいたらスポーツドリンクは間違いないの?
スポーツドリンクと言えば砂糖、ナトリウム、カリウム、マグネシウムなどの電解質を補給できる飲み物ですよね。
で、ここまでの栄養素を必要とするレベルになると250Km走るとかのウルトラマラソンレベルになります。
というのも、日常的な生活はもちろん一般的なスポーツでも電解質の補給を必要とするところまではいかず、スポーツドリンクは糖分の補給に使われる程度となっています。
汗かいたな~だと水を飲んでおくのでも十分に解決すると言う事です。
ここから恐ろしいことを話すと、含まれているナトリウムなどの濃度が体内より低いレベルにあるせいで、飲んで補給するつもりが濃度が下がって低ナトリウムになることもあるそうなのです。
と言う事なので、汗をかいたらスポーツドリンクは一般的には必要ないですよ~という結論ですね。
と言うか飲みすぎは逆にナトリウム問題で危ないので要注意。
でも飲むと疲れが取れた気がするって方もいるでしょう。
私も似たような気持ちありましたし。
これの原因は糖分の補給ができたから。
と言う理由もありますし、運動の後に起こる体内の炎症を下げてくれるから。
と言う効果もあります。
この二つの効果が疲れを回復させてくれた感じにしてくれるわけです。
そして、ここから面白いのがこの炎症問題。
じつはバナナでもこのスポーツドリンクより高い効果で炎症を回復させてくれます。
今度トレーニングの際にはお試しあれ。