ダイエットに限らず、なにかをやり遂げたいときに目標を決めてから行動する方が多いと思います。
(中にはとりあえずやってみるという方もいるでしょうが)
よく聞く言葉で
- 大きな目標を立てて、リアルにその姿をイメージすれば自然と達成していく
- ゴールを決めておくことが大切
なんて話も聞きますが、この話には注意が必要です。
ゴールと言う向かうべき先をしっかり決めておくのは大切なのはわかります。
かと言って、そのゴールをいくら想像力豊かに考えたところで、達成することは困難でしょう。
(それができたら、おいしそうな料理の写真を見ただけで作れてしまうような人)
例えば「ハワイのビーチで恋人と楽しく遊んで…(以下省略)」のようにゴールをしっかり決めていたとします。
それだけでそのゴールにたどり着けるような自分になっているでしょうか?
ダイエットで言い換えるなら「今度の夏に、水着の似合う男になって海に彼女と出かけて…(以下省略)」のような感じですね。
どちらも、想像したばかりのころはかなりのハイテンションで何かしらの行動を始めるでしょう。
しかしこれが達成に繋がるかと言うと…
難しいでしょうね。
大切なのはそこ(ゴールを想像)ではありません。
一朝一夕で行かないことだからこそゴールと言う目標を立てる。
つまり、継続していくために何ができるかと言う目標の立て方が一番大切になってきます。
生活も状況も千差万別、たとえリアルに想像したゴールが同じでも歩んでいく道のりは全く違うでしょう。
今十分に生活が整ってる人なら、恋人を探すとこからでしょうし、ハワイの旅費が心配ならお金の問題を解決するところから。
自分に合った目標を立てていきましょう。
自分に合う目標の立て方
具体的にどうしていけばいいか?
についての話ですが、目標は決まってるけど目標になかなかたどり着けない!
こんな状態だとします。
まず考えるべきは原因です。
- そもそも長続きしない(行動し続けられない)
- 目標に行くには何をすればいいかわからない
- 今行動していることが正しい道のりなのかわからない
例えばこの3つだとします。
この場合、①なら習慣化②なら目標から逆算③なら期限を決めて成果の有無を確認する。
こういった方法が取れるでしょう。
それぞれで見ていきます。
習慣化
行動は出来てるけど、長続きしない場合。
これは習慣になってないからでしょう。
当たり前ですが、習慣になってるものは誰に言われることもなく心理的な負荷もなく自然とできるものです。
そうなってないと言う事は、負荷がまだ大きい状態と言う事。
そうならないためには、行うべき行動を小さくしていきましょう。
たとえばYouTubeで動画の投稿をする。
これを習慣にしようと決めた場合、「動画を作る」を行動として決めると大きすぎるので小さくしていきましょう。
- 動画を投稿する
- 動画を作る
- 素材をまとめる
- 編集ソフトを開く
- パソコンを付ける
おそらく逆にするとこんな感じになるでしょう。
つまり、⑤が当たり前にできるようになるまでは習慣化の目標は「毎日パソコンを付ける」になります。
これが歯磨きレベルで当たり前にできるようになったら「編集ソフトを毎日開く」と言った具合で、徐々に行動をレベルアップさせていきましょう。
※小さくする方法は各々好きなレベルでおこなってください。
目標から逆算する
目標達成に欠かせないことの一つとして、行動可能性(Actionable)と言うものがあります。
ゴールまでの道筋を明確に理解できているか?
と言う考えです。
冒頭にも述べたように、どれだけ立派な目標でも歩く道がわからなければ挫折するのは目に見えてます。
言ったこともない人に「ちょっとオーストラリア行ってきて」といってもたどり着けません。
普通行き方を調べたり人に聞いたりして、どうしたらたどり着けるのかを知るところから始めるものです。
目標も同じで道のりを決めてしまえば何をするのか明確になり、自然と歩みが進んでいきます。
例えば今度の正月までにダイエットして、親戚の集まりで驚かせたい!
こんな目標だったとします。
- 体脂肪率を25から20まで落とす
- 痩せやすい体を作る
- 筋トレをする
- 栄養バランスを整える
- 野菜を増やす
- 食事制限する
- 高カロリーを避ける
- 揚げ物は食べない
- 太る食べ物を学ぶ
ざっくりですが、こんな流れで徐々に今の自分ができることに近いところまで持ってきます。
これを辿っていけば目標到達できるぞってルートを探しましょう。
今の行動があってるかを知る
行動出来てるのは素晴らしいことですが、何の変化もないまま長い年月が経つと不安になりますよね。
「このままでいいのか?」と。
せっかく積み上げてるものなので、その調子でいきたい気持ちもわかります。
ただ、もし他に打てる手や今の状況が不安でたまらないなら別のやり方に行動を変えることも大切です。
もしかしたら突然バズって思わぬ収穫が!?と言う事もごく一部の幸運の持ち主には訪れるでしょうが、堅実にいく人は期待しないようにしましょう。
堅実に目標達成を目指すなら「右肩上がりか?」このことを指標にこれからの行動を決めるといいです。
たとえばブログを書いていたとして、見てくれる人が徐々に増えているとしたらまだあきらめるのは早いかも知れません。
それが、まったくの平行線のままやり続けてるとしたら、その時間が年単位で変わってないとしたら、これはもうスパっと別のチャレンジをするのも手です。
このように、今の行動を数字で見れるような状況なら右肩上がりかどうかを「この行動は目標への歩みなのか」の指針にしていいでしょう。
最後に間違いないよう言っておくと、ゴールを決めることが間違いだというわけではありません。
それが方位磁針のように行き先を指し示すものになるのは間違いないです。
ゴールだけを見るんじゃなく、今から歩むだろう道まで見ておこうねって話です。