突然ですが、1万時間の法則ってご存じでしょうか?
「ある分野でスキルを磨いて一流として成功するには、1万時間もの練習・努力・学習が必要」と言うやつですね。
心理学者のエリクソンさんの論文で紹介されたことから、エリクソンの主張とも言われてますね。
こちらの本で言われているような
- 練習こそ大事
- 時間を費やしたからこそエキスパートになる
- 1万時間こは成功のマジックナンバー
と言ったものです。
1万時間と言えばどんなものか、毎日2時間費やしたとして1年365日x2時間=730時間からの14年で10220時間。
14年行かないくらいの時間を使ってようやく到達ってことですね。
ゲーム好きの自分でも、一つのソフトで毎日2時間14年は到達したことないです…
とまあ、成功への道はえげつないという話。
もしくは、頑張りさえすればどうにかなるぞ!と言う話に思うでしょう。
ところがコレ、残念ながら間違ってたと言うことでフルボッコにされてます。
間違ってることとは?
これらの研究が初心者を対象に行われていたところから、いろんな間違いが指摘されています。
簡単に言うと、この研究は本当の天才には試せていない。
そんな感じです。
たとえば違う研究で、とあるミュージシャンが20年かかってたどり着いた境地に、まさかの2年で追いつかれる事例が出たり、チェスの名人でも似たような結果が確認されたりしました。
つまり、例外が多数方向くされたと言うことです。
結論「1万時間費やさなくても成功する人は成功できる」
天性の才能があるものには努力では追いつけない。
簡単に言うと練習の影響はそれほど大きくないよってことです。
- 今から始めてもそんなに時間を費やせない
- だいぶ先に始めてるあの人には追い付けないだろうな…
このような悩みは持たなくても大丈夫ってことになります。
才能ある人は…ですがね。
しかし、それでは私の様な何の才能があるんだろう?
と人生に悩んでる人だと「努力では抗えないのかよ!?」とか思っちゃいますよね。
そこで、この努力量はすべてに言えるのか?
と言う話をしてみると、やはり練習の大事さはジャンルによって変わってきて。
例えば上記で述べた音楽関係だと練習の重要性は21%と言われていて、私の好きなゲームだと26%と言われています。
更に驚くべきは勉強は4%の重要性しかなく、専門的な職に関しては1%程度の重要性しかないそうで…
やはり、努力では才能ある者との差はどうしようもないと言うことですか…
つまりこれらの様な低い要素を除いたとしても、全体的に3割程度しか努力の効果はなく、時間をかけることこそが正義!と言うのは間違ってると言うことです。
この結果からどう考えるべきか?
いろんな考えが思い浮かぶと思います。
- ドラゴンボールの悟空のように努力が天才を上回る!
- 努力は無駄なら何したって意味がないのか…
- 努力の仕方が間違ってるだけじゃね?
などなど。
一流の人はまあまあの人に比べると練習量自体も少なかったと言われており、どうしても才能と言う名の壁は超えられない様です。
才能のない分を努力で追いつこうとして、毎日5時間努力に費やしたとして(その時点で努力の際の王があると思いますが)、才能ある人が30分頑張るだけで追いつかれてしまうと言うこと。
ならばどうすればいいか?
私からの意見は以下の通りになります。
- 自分の才能あるものを見つけそこを伸ばす
- 目標を決めて、誰かと比べず、そこまでたどり着くための努力をする
- ワーキングメモリや自制心を鍛え、どの分野でも役立つものを磨く努力をする
と言ったところでしょう。
①に関しては、才能ある分野なら成長が凄いでしょうからぐんぐん上達するでしょうし、②なら才能ある人と比較して自分はなぜこんなに上達しないんだ…と凹むこともなくなり、さらにはゴールも決まってるので走り抜ける勇気になるでしょう。
③に関しては、一部のものにしか役立たないコアなスキルを磨く努力ではなく、生きていく上で何にでも役立つスキルを磨く努力をしておくと言うことです。
これらを磨いておくことは、コアなスキルのように道を変えても自分のためになってくれます。
瞑想で身につく集中力とか万能すぎますからね。

努力では追いつけないものがあるなら、気負いすぎず気楽に地道にコツコツとやっていきましょう♪