仕事をしていると、納得いかない事が多々ありますよね。
その中の一つで、理不尽に注意されたりした事ありませんか?(※理不尽…物事の筋道が立たないこと。)
無茶な要求や、常識的でないクレームなんかの事ですね。
ニュースでみたり聞いたりすることありますよね。
レジを通す前に子どもが開けたお菓子のおもちゃを「これ要らない」とか言う理由で、「これ要らないみたいなので買いません」とか言う親だったり。
仕事の流れを聞きに行ったら「自分で考えろよ」と言われ、自分で進めると「相談するくらいのコミュニケーションも取れないの?」なんて言われたり。
今回は、こんな理不尽な注意を職場で受けるんだけど、どうしよう?
そんな話をしていこうと思います。
どんな時に理不尽さを感じるか。

先ほどの簡単な例だけでなく「理不尽だな」と感じることを、改めてみて見ることで対処法なども浮かびやすくなるでしょうから、少しみて見る事にしましょう。
同じミスでも、同僚は言われず自分だけ注意される。
注意なので、自分が失敗した場合に起こることを想定しての話になりますが。
忘れ物をした場合を想像してください。
同僚が忘れてた場合には「次からは気をつけなさいよ、今回は他ので代用しよう」位の注意だったのに。
自分が忘れてしまった時は「なぜ必要とわかっているのに忘れるのか!給料をもらっていると言うプロ意識がないんじゃないのか!」みたいに注意どころじゃない位に怒られてしまう。
こんな差のある対応だったりがあげられますね。
ここまでの差があると他にも色んな理不尽さを感じそうですよね?
例えば、風邪引いた際なんかも想像できますよね。
同僚は「きつかったね、大丈夫だった?」みたいに心配され流でしょう。
それが自分が風邪を引くと「体調管理も仕事の一つ、社会人なのにそのくらいも出来ないのか!」なんて怒られるでしょうね。
ありますよね…
責任を持たない上司。
これも経験があると思いますが、上司に仕事を振られて頑張って自分でやりますよね。
残業までして仕上げた!これは普通によくあることですよね。
その上司が部下が頑張ってる中でしょっちゅう席を外したり眠そうにしていたり、のんびりしてる事が多い。
さらに、その上司が「え?今それやる!?」みたいなことをすることありませんか?
パッと思いつく中で二つの例を出しますね。
- 仕事の内容の割り振りをする能力に欠けるため、丸々任せることしか出来ずに自分の仕事が無くなったパターン。
- その仕事が出来ない(わからない)為、人に任せるしか出来ないパターン。
考えればもっとあると思いますが。
こんなパターンを想定ると、その上司に仕事の能力や管理能力にかけている事が伺えますよね。
この上、時間にルーズだったら悲惨ですが。
この手のタイプにありがちなのが、責任を取らない事ですね。
会社の上の方からこの仕事に対しての注意を受けたとしても、「自分は彼に任せてますので」と言ってノータッチを貫いて庇ってくれることも無いでしょう。
逆に褒められる内容だった場合は仕事任せた自分の采配のおかげ、と手柄は自分のものにする事も想像できますよね。
無理難題を言ってくる。
仕事を進めていて、突然言ってる事が変わったりして「え?今更使用変える…」なんてこともありますよね。
この手の、言う事がコロコロ変わるタイプの上司は無理難題を押し付けがちです。
その上司の中では頭の中に理想の未来がある訳です。
今の仕事内容はただの過程としか感じない為、かかる時間などの具体的な行程の把握ができてない可能性が大きい訳です。
例えれば、「ドライブに行くならあの車だな」なんて夢見ている少年のような感じですね。
- 車の金額はいくらか?
- どのような買い方があるのか?
- 免許の取得に必要なことは何か?
- どのくらいの期間がかかるか?
そんなことをすっ飛ばして既にドライブに行ってる事を考えている感じです。
その作業どの位かかるのかとかがちゃんとわかるタイプの上司ならば、理不尽な無理難題を言ってくる事はないでしょう。
なぜなら、しっかり仕事を終わらせるまでの流れがシュミレートできている状態ですから、無理は言わないはずです。
もっと言うならシュミレートできると言う事は、実体験やデータなどで情報を得ているわけです。
と言うことは、かかる日数などを想定してくれるわけですよね。
なので、そんな有能な方は自分ができない事を振ってくる事はありません。
なぜ、理不尽な事が起こるのか。

今まで理不尽な事はどんな事があるのかを少し見てきましたが、今度はそれがなぜ起こるのかを見ていきましょう。
軽く上で話してることも踏まえてのまとめですね。
相手が原因。
まず、なぜ理不尽な事が起こるのかの前提として相手が自分が正しいと思っているからなんですね。
自分の世界の中のストーリー進行のためのキャラの一人として私たちが居るような認識なのでしょう。
だから思い通りになっていないと怒るわけですね、例えとして…
- 言ってる事がコロコロ変わる…物語をよくする方法が見つかった。
- 非効率な仕事を押し付けられる…そのやり方で成り立った話を変えるわけにはいかない。
- 人によって態度が違う…自分の中での重要度が違う。(重要人物か脇役か)
- 反論を認めない…敵キャラは徹底的に倒す。
- 人の成果も自分のもの…経験値はしっかり稼いでおかなきゃ。
- etc…
と、こんな風にゲーム風に例えてみましたが。(わかりにくかったらすいません)
自分が主人公としてストーリーを進めてるわけですから、はたから見ると理不尽でも自分の中では通っているわけですね。
自分が原因。
自分の行動のせいで、結果理不尽な対応を受けたりすることもあります。
一番大きな原因は人間関係ですね。※別記事にて人間関係の話もしています。
これは真面目に例えを出しますと、
- 自分だけ対応が違う。
- 能力じゃないところで評価される。
- そんなこともわからないのか!と質問を受け付けてもらえない。
- 責任を押し付けられる。
- 自分が帰るからと仕事を押し付けられる。
- 反論したら「言い訳するな」何も言わなかったら「反論の一つもないのか」と言われる。
- etc…
ざっとこんな感じな経験がありませんか?これも自分のせいなの!?と思うとこもあると思いますが、自分の力で変えられそうなところをあげてみました。
解決する方法は。

こんな感じで、世の中には理不尽な事に溢れてますよね。
ここからは、こう言った理不尽さをどう対処していけばいいかを考えてみます。
人間関係をよくする事で、その人に好かれることも大切ですよね。
そうすることで「自分に対してだけキツく当たる」と言うことも無くなってくるので、まずは人間関係の改善を先に一つ上げておきますが、それ以外ですね。
予防線を張る。
言った事がコロコロ変わる場合や、責任を押し付けられる場合などに有効な手段ですね。
どう言ったことをするかと言いますと。
上司から言われた事などをメモったり録音しておく事で、記録化しちゃおう!と言う事ですね。
記録にある以上「そんな事言ってない」などの発言は出てこないでしょう。
もし何か言ってきたとしたら、上に報告する事でその上司への反撃の手段にもなりますので迂闊なことを言ってこなくなると思います。
無理難題を押し付けられる場合は、その作業にかかる時間の見積もりをデータとして持っていたり、先輩に聞いて把握しておきましょう、
そのデータがあるなら、無理な場合に「今からだと時間的に無理です」と、強気で言えますよね。
それでも、「そんな時間はかからない!」と食い下がってくることもあるかもしれません。
自分の作業の優先順位の高さを提示して「今の任されてる仕事が終わってからになるので、それまで進めておいてください」と、相手にさせる方向に向けましょう。
これで相手のその仕事に対する作業時間を測る事ができ「時間あたりどの程度進行できるものなのか」のデータが取れます。
「この仕事は終わらせるまでに〇〇時間くらいかかります」と言った提示ができますよね。
もし自分には他の仕事がある!とか言ってくるかもしれません
その場合は「では優先順位はそこまで高く無いんですね」と、先延ばしにもできるでしょう。
(急ぎだ!とか言ってきたら、じゃあ自分でやれば?と…)
今の時代パワハラと言う言葉もよく出るよになっていますので、パワハラの定義を把握して法的な強みを持って対処するのも一つの手でしょう。
※過大な要求(業務上明らかに不要なことや遂行不可能な事の強制、仕事の妨害)などが定義としてあります。
つまり、「NO!」と言える強さを持って行くこともこれからの自分の強さになって行きますからね。
メンタルの方に働きかける。
そうは言っても職場の関係が…と心配になる場合もありますよね。
そんな時は、自分自身のメンタル面での成長ですね。
メンタルの前にも仕事を頑張って評価を高めたり、なんでも「わかりました」と言わずに良い人になりすぎないと言う努力も必要です。
それだけでなく、気持ち・考え方の方面での成長も大事ですよね。
大きなところで「世の中自体が理不尽だ」と割り切ることも、一つの気を楽にする方法かなと…
あとは、受け流すスルースキルを身に着けることですね。
理不尽なことを平気で行える人というのは、能力的にか人間性的に問題があるわけです。
カバートアグレッションなんて言われたりしますね。
何か言われた際も冷静に見て「ああ、この人はこんなだからな」と、受け流せるようになりましょう。
今までの話でも見てきたように、理不尽なことを平気で言える人は管理能力が乏しいわけですよね。
それを理不尽と感じれるという事はその上司より遥かに管理能力があるという事なので、自信を持って下さい。
他にも必要以上に謝らない強さも大事ですね。
「謝る=認めた」と思われるのもまずいので、押し付けられそうな時は「なぜ自分のせいですか?」と淡々と言える強さを手に入れましょう。
カバートアグレッションに弱気で出ると、それからが悲惨なことになります。
※カバートアグレッションについて詳しく知りたい方はこちらの本をオススメです。
お前がしたからだ!とか言われても「なぜ自分でされなかったんですか?」みたいに「なぜ○○ですか?」と納得できるまで食い下がる強さが必要ですね。
その環境から逃げる。
これも最終手段ですが、もう耐えきれない!と心が叫んでいるなら、心身を壊すまで頑張らなくても職場を変えていくのもありだと思います。
この場合考えるべきなのは、
- 世の中理不尽が溢れている。
- 自分を変える事で変わる事がある。
という事ですね。
次の場所でよくなるかも知れないですし、変わらないかも知れません。
最悪もっと劣悪な可能性もありますからね…
これ以上はヤバイ!となる前に一度冷静に考えてみましょう。
それでも精神的にここに居続けたらまずいと思ってしまうなら、逃げてしまいましょう。
逃げる不安に耐えられない場合は、病院に行き休職できるように働きかけるのもいいかもしれませんね。
と、会社で起こる理不尽なことについてみていきました。
やはり、認める事・自分を変える事が解決するための方法になりますので、少しづつでも見方や考え方を変えていかれてください。