やろうと思ってたことが、疲れてできないまま終わってしまった。
そんな経験ありますよね。
これは、意志力(ウィルパワー)が消耗してしまってるのが原因と言われています。
今回は、そんな意思力の無駄遣いを減らし、やりたいことに取り組む。
そのために大切なことを話していこうと思います。
これに気をつければ、集中力の問題まで解決します。

※集中力に関しては、こちらの記事参照。
意志力について

そもそも、意志力(ウィルパワー)とは何か?
その話からしていきます。
ウィルパワーとは、脳の前頭葉の力で、物事に集中したりするときに発揮されるものですね。
基本的には、何かに集中するときに消費するものだと言われています。
例えば、
- 勉強に取り組もう。
- 今日はどの服を決めていくか選ぼう。
- 資料のチェックをしよう。
と言った、何かの行動から他の何かの行動に移る際に減っていくわけですね。
では、どう言ったものが意志力を減らしてしまうのかを3つまとめてみようと思います。
意志力を減らす行為とは?
もっと詳しく意志力の減っていく瞬間についての話をしていきます。
上記の例えでも「え?服選び?」と思われたかもしれません。
ですが、こうした選択もその答えを探すことに集中するということになります。
なので、選択疲れという言葉があるように、選ぶ行為そのものでも意思力は消耗します。
Appleの故スティーブ・ジョブズの服の話は有名ですよね。
黒のハイネックにジーンズと言うスタイル。
これに決めることによって、服選びという選択疲れを軽減していたということですね。
他の例えの、勉強や資料のチェックに関してもお話しします。
これも、その行動に移す際に選択したというのはもちろん。
その物事に集中しなければならない、集中力を使う。
この行為で意志力を消耗していってるわけですね。
慣れない何かに集中するというのは、かなりの意思力を使う行為です。
休みの日の朝は集中して取り組めたけど、仕事から帰った夜は集中できなかった…
そんな経験ないですか?
外部の刺激でも減ってしまう?
何かに集中したり、選んだりするたびに減ってします意志力。
1日を過ごしている中で、夜に疲れてやる気がなくなるのは何故かがわかってきませんか?
そうですね、1日の中に朝の服選びから仕事の中での集中すること。
こうした1日を送っているから夜帰ったら意志力もなくなり疲れてやる気も無くなっているわけです。
他にも自分の行動だけでなく、外部からの刺激で意志力がすり減る行動があります。
こう言ったものです。
- スマホの通知音。
- 仕事中に話しかけられる。
- 目についたCM。
- 何をするか考える。
- ニュース。
などですね。
何かに取り組んでいるときに、通知や話しかけられての中断などありませんか?
その度に、今の作業に戻す時に意志力が減っていってるんです。
しかも、作業に集中力を取り戻すのに10分以上かかると言われています。
仕事の合間に中断が多い人は、意志力もすり減り作業も進まないという悲惨なことになるわけですね。
ニュースやCMなどに目がいくと、それについての思考が始まってしまいます。
「これは、欲しいかも」「気になるな〜」
など、選択疲れの原因になってしまいます。
意志力を使う行動まとめ
ここまでをまとめると、意志力を消耗する原因としてあげられるもの。
- 何かを選択する。
- 慣れない何かに取り組む。
- 作業に集中する。
これらに分類されるわけですね。
1日の最初、今日何をするかを考えるところから始まるわけです。
何かに取り組んでいる時になるスマホ。
ここでもまた集中が途切れて、スマホを確認するかの選択。
また作業に戻る際の集中。
帰りに晩御飯をどうするか、何を食べるかを決める。
帰って、お風呂はいつ入ろうかと言う疑問。
そして、今から何をしようかな?
と決める頃には、疲れてしまってます。
「明日に備えて寝よう」
となるわけです。
減らない意志力

今まで、散々意志力は減ってしまうと言う話をしておいて覆します。
最近では、意志力を減らさずに済むと言う話もあるんです。
その、意志力を減らさず上手に生活するために何をするべきかを3つお話しします。
1.選択を減らす。
そもそもの朝からしなくてはならない選択を減らしておきましょう。
これが、一つの解決法になります。
選択疲れと言われるくらいですから、選択の数を減らそうと言うことですね。
そのためにどうすれば良いかと言いますと。
- 翌日のスケジュールを決める。
- 翌日着る服を準備する。
- 使う荷物をまとめて、持って出るだけにしておく。
- 物の場所を決めておく。
こう言ったことですね。
準備物に関しては、前日の夜がオススメです。
夜に決めて寝ることによって、翌日の不安の軽減にもつながり睡眠の質も上がります。
他にも、あらかじめ決めておくことで、迷わず行動できると言うわけですね。
最強の方法は、習慣化ですね。
習慣にしてしまえば迷うことなく行動できてしまいます。

※そんな習慣化のテクニックについては、こちらの記事を参照。
2.環境を整える。
環境によって、集中力を乱される環境にある場合が多いですよね。
- 目の前に漫画があると、気になってしまう。
- 近くにスマホがあって、通知オンが気になる。
- YouTubeで見過ぎちゃう。
こんな誘惑の多い環境だったら、そりゃ集中できません。
捨ててしまえ!
とまでは言いませんが、遠ざけましょう。
例えば、スマホなら作業する間は電源を切る(もしくは違う部屋にマナーモード)
漫画やゲームが気になるなら、片付ける。
YouTube見過ぎてしまうなら、アプリを見えにくい場所に移動する。
などの環境を整える方法ですね。
一番は、作業部屋として作ってしまうことです。
その部屋には仕事道具しか持ち込まない!とかですね。
ワンルームの場合は、この区画を作業スペースにする。
そんな方法も効果的ですね。
スマホも靴箱にマナーモードで置いておくことで対処できます。
3.モチベーションの上がる状況にする。
「モチベーション>意志力」
こんな構図なわけです。
想像してみてください。
すごくやりたい事…だけど、めんどくさいからやめた。
そんなことありますか?
つまり、意志力に左右されないほどのモチベーションの上がる状況。
こんな状況になれば、意思力なんか関係なく作業に集中できるわけです。
- これが終われば、ご褒美が待っている。
- ここを乗り切れば、待ちに待ったあの日だ。
そんな感じで、今を乗り切る先のモチベーションを頼りましょう。
そんな方法ですね。
以上、3つの方法をご紹介しました。
興味が出た、もっと知りたい!
そんな方は、こちらの本もオススメです。
ぜひ、上手にウィルパワーを使い人生をより良くしていきましょう。